私は今日も、そらを見上げる。


あぁ、私が大好きな蒼空は、この星から去ってしまったんだ。

涙が雨のように止まらなくて、虹がかかるのはいつだろうかと考えていた。

手紙と、空のように美しい宝石のネックレスを握り締めた。

あの空の上には蒼空がいて、私のことを見守ってくれている気がして。蒼空はもういないけれど、空はずっと私を包み込んでくれた。

ふと、蒼空が名前を呼んでくれた気がして、美しい景色と目が合った。

あぁ、空はやっぱり素敵だ。

口角が上がってしまうほどに、青が一面に広がった空。

青い空に絵を描いたような、懐かしい白い雲。

暖かさと涼しさが、両立したような夕焼け。

黒いフィルターをかけたような、雲で覆われた曇り。

どこか儚い空気を感じる、冷たい雨。

思わず手を伸ばしたくなる、消えてしまいそうで鮮やかな虹。

ただぼーっと佇んで眺めていたくなる、静かな夜の空。

夜空に光り輝く、無性に散りばめられた星。

日が落ちる頃には、いつも蒼空のことを考えていた。

空を見上げれば、いつだって息を飲むほどに美しい空が広がっていた。

時には、涙が出そうなぐらいに心を奪われて、目を離せなかった。

色んな空に出会い、そしてまた別の空に出会う。同じ空はもう二度と見ることはできないから、記憶に焼き付けたり、カメラに残しておく。

ときにはとびっきりの晴れやかな笑顔を。ときには悲しい雨を。そして虹を。

手を伸ばしても絶対に届かないけど、なぜかずっと傍で包み込んでくれるような感覚がする。