「これ、持っててほしいの。」 「美咲ちゃんの大切なものじゃないのか?」 「だから、恭介くんに持っててほしいの。」 恭介はそのペンダントを手に取り、強く握りしめた。 「絶対に大事にするよ。」 「うん……ありがとう。」 二人は夕陽の中でそっと抱きしめ合った。 遠くで波音が聞こえ、空には一番星が輝き始めていた。