「……ねえ、恭介くん。」 「ん?どうしたの?」 「私、こんな風に楽しい時間を過ごすの、久しぶりなんだ。」 「そうなの?」 美咲は静かに頷いた。 「うん。ここに来る前は、毎日が同じで、楽しいことなんてあまりなかったから。」 「それって……家族のこと、関係ある?」 美咲は少し驚いたように目を見開いたが、すぐに視線を下げた。 「……そう。当たってるよ。」