波間に揺れる白い星







「どうして?」






「どうしてって……その、ここに美咲ちゃんがいなくなったら困るから。」





「……ふふ、ありがとう。でも大丈夫。私はどこにも行かないよ。」





美咲が見せた笑顔に、恭介は少しほっとした。