転校したらヤンキーに愛されまくった件

「そうだ、一花!」


わざわざ大我が私の方まで戻ってきた。


「どうしたの?」


「まだ誓いのキスしてなかったよな」


大我がグッと顔を近づけてきた。
そうだけど、そんな焦ることなくない⁉︎


「ここはみんないるし、後でしよ!ね?」


だけどうちの総代様はマテができない。


「無理、もう待てねぇ」


それは本当に一瞬。
唇が触れるだけの優しいキスだった。


「今はこれだけにしといてやる」


大我は満足そうな顔をしていた。