転校したらヤンキーに愛されまくった件

「なんで言ってくれなかったの⁉︎知ってたなら勇征が教えてくれても良かったじゃん!!」


「だってヤキモチ妬いてる一花が可愛かったから」


勇征が動物を撫でるように私の頭に手を置いた。


「気安く触んな!お前は一花の1m以内に近づくんじゃねぇぞ勇征!」


「そんな怒るなよ。嫉妬深い男は嫌われるよ」


「あー決めた。やっぱ一発殴らせろ勇征!」


またいつもの大我と勇征の言い争いが始まった。
最近ではもう当たり前になりすぎて、改めて止める人もいなくなった。