転校したらヤンキーに愛されまくった件

「……おい」


「これはこれは。鳳仙の総代様」


大我に勇征、玲央が来てくれた。


「気安く触んな」


大我は私の頭に触れていた丸山の手を振り払った。


「残念。俺的にはもっと一花チャンと話したかったんだけど」


「ンなことさせるかよ。行くぞ一花」


「あ、うん」


「一花チャン。またね」


そう言いながら手を振ってきた丸山の笑顔はとても不気味だった。