日本一のヤンキーは、私のことを守ると誓う

三人で運動場に行き、時間は有限だから早速決められた列に並ぶ。


ヤンキーたちはなかなか整列せず、団長たちが苦心して整列させた。


時間が押す中、通しで練習する。


本番さながらの配置で練習し、女子パートはみんなにアピールするため前に出て踊る。私は人に見られることにも慣れていないし、失敗したら一目でわかる。


やっぱりいくつか失敗した自覚があって、本番だったらみんなに笑われているところだ。


通しの練習の後に団長が言ったのは、声が全然響いていない、運動場では離れたところで見ているから大袈裟なくらい動かないと伝わらないということだった。


真木さんの言っていた通り、声は重要だった。でも今の私に踊りながら声を張る自信は……


練習を終えて引き上げようとしているところに、ふと後ろを見ると真木さんたちがいる。そして真木さんの後ろから隆火さんが来ていた。


「見ていたぞ。なかなか頑張っているじゃないか」


「どうも、隆火はこれから練習?」


「いや、休憩中だ」


隆火さんと真木さんは言葉を交わしながら歩き、ついに白組の練習場所までやってきた。