日本一のヤンキーは、私のことを守ると誓う

団長がうつむいて腕を組み、


「明日はもう三日目か〜、ヤバいな。明日は運動場での練習があるのにまだ全然出来上がってないぞ」


非常に焦った様子だった。


「かけ声でも喧嘩の時なら声出るのに練習じゃ全然だよな。今日なんかふざけてるやつおるし」


間から三年生の男子が腹立たしげに言う。


「もっと真剣にやってくれたらな〜、ヤンチャなのはわかってるけどエネルギーを体育祭にも使ってくれ」


「これでほんとに当日までに踊れるようになるの?みんなに危機感持ってほしい」


団長が頭を抱える横で、大平先輩が眉をつり上げて言う。


一般的な生徒である団長は、単純な進捗だけでなくヤンキーをまとめるのに手を焼いている様子だった。こういう時、番長がいたらどうなっていたのだろうか。


でもこの中で一番出来ないのは私だ。
特に大平先輩にはお世話になっているのに、いつまで経っても出来るようにならず、いたずらに時間を奪っている。


明日には、明日には一通り出来るようにならなくては。