日本一のヤンキーは、私のことを守ると誓う

真木さんはげんなりした顔になっていた。そして昨日のことを茶橋さんが説明をする。

「静凪さんに説明はしたの?」


「はい、簡単な自己紹介と琥珀さんの説明はしました」


真木さんの質問に高木さんが答え、一年組と真木さんの間で話を合わせる。それから真木さんが私に振り向き、


「静凪さんはここまでわからないことある?」


「あ、その、先代の番長のことについてききたいなと、番長がどんな人か知れば近付きやすくなると思うので」


「確かにそうだ。番長っていうのは、この学校で一番強い不良のことを言って……」

真木さんは番長について一から説明してくれる。私がヤンキーでないことを考慮してくれたのか、細かい用語の説明も入れていた。

真木さんの説明には私も何となく理解が追いついた。

「やっぱりこいつには敵わないと思わせたら番長なんですね」


「そんな感じだね。番長の役目は不要な戦いを無くすのもあるから」

「では番長不在の今、喧嘩は多いですか?」

「うーん、少なくはないかな。今はお互いに様子を伺っているところ」

言うなれば群雄割拠の時代か……