日本一のヤンキーは、私のことを守ると誓う

隆火さんが番長になり、集まりは意味合いが変わった。


今までは番長になる作戦会議だけど、これからは番長として校内治安の維持、日本最強のヤンキー高校として他校の動向を見る仕事になっていた。


今の所すぐに動かないといけない事態もない。
夏休み前の緊迫から力が抜けていた。


そして私が放課後校外を歩いていたとき。


「藤原さん」


早乙女先輩が声をかけてきた。


「お、お久しぶりです」


校外の早乙女先輩は、髪はそのままだけど、耳のピアスを複数開け、しかも大きいものをつけている。私服は黒を基調としていてオシャレだけど、目を疑うような英文が書かれていた。


前見かけたときの私服はガーリーな感じだったけど……


「まだ隆火とつるんでるの?あんなヤンキーやめときなさい。野蛮だから」


私が隆火さんと活動していることは知られているのか。
早乙女先輩は顔を顰めて言う。


「あ、ごめんね。もういかないと」


早乙女先輩は誰かに呼ばれて去っていった。向かう先には派手な外国人がいて、二人は親しげに歩いた。


早乙女先輩、あんな感じだったっけ……