日本一のヤンキーは、私のことを守ると誓う

隆火さんは自主トレで筋肉を鍛え、真木さんに栄養管理などをしてもらっていた。


そして岡島さんがパンチの練習などに付き合い、高木さんが校内の情勢を探り、茶橋さんは褒めに褒めてやる気を上げた。


一方琥珀は目黒に負けてから、俺でも行けるかもと色気を出したヤンキーの喧嘩を受け、言うまでもなく蹴散らした。


しかし二日ほど相手にすると、それ以降は喧嘩を仕掛けられても相手にしなかったという。


隆火さんとの再戦を聞かれても、あいつとはもう戦う必要はない、と答えたらしい。


そして私は隆火さんと戦うよう琥珀に手紙を送る。
あのときとは違いボールペンに普通の便箋で、靴箱に置いた。


それも一度は断られ、琥珀さんは隆火さんとは決着がついたと宣言した。


このままでは夏休みに向けて準備を整えても挑戦を受けてもらえないかもしれない。


せっかく隆火さんの調子がいいのに。
隆火さんをなめてきたヤンキーたちもさらなる強さで倒した。


私は今、三年の教室への階段を上っている。
ここにいる人は一年二年よりも強い。


禁足地に足を踏み入れた。


階段を上り終え、人のいる方へ向き直る。


廊下には体育祭で見た琥珀さんの後ろ姿があった。