日本一のヤンキーは、私のことを守ると誓う

「でも僕は最初の制裁がなければいい勝負だったと思う」


真木さんはあの戦いについて確信を持った表情で言った。


「経験は積んだし、あとは環境さえ整えれば勝てると思う。どうするかは隆火が決めることだけど……」


真木さんは心配そうに隆火さんを見る。


「足踏みしている暇はない。ただひたすら自分を強くするのみだ」


隆火さんはきっぱりと答えた。


「隆火が決めたなら俺たちも全力を尽くそう」


岡島さんが、確信したように目を閉じ、腕を組んで言った。


それから次の戦いをいつにするか考えることにした。


番長が中々決まらないのは喧嘩で決着がつかないことも理由にある。


最近の喧嘩で決着がつきづらいのは、決着がつく前に警察などが来て終わらせられるから。


「人の目につかない場所が望ましいね」


そして隆火さんは長期戦が得意。警察が来るまでの間や休み時間中など、時間を気にして戦うのは好ましくない。


こうして出た結論は、夏休み中に、人のいない場所で戦うことだった。


夏休みまでそれほど時間はない。

そうと決まれば早速準備を始めることになった。