日本一のヤンキーは、私のことを守ると誓う

隆火さんのことで頭がいっぱいな中、スマホにメッセージがくる。


四日後いつもの場所で集まる。メンバーの状態によっては延期になる可能性もある。


それから集まりは予定通りの日に行われた。
集まったみんなは重い表情で、真ん中に座る隆火さんの顔には、まだ痕が残っていた。


「体育祭の直後、俺たちは琥珀と目黒と戦い、負けた。本調子でなかったとはいえ二対多数でこの結果だ。これからのことを考え直さなければならない」


今まで上り調子だったのが振り出しに戻り、みんな苦しそうにしていた。


状況を聞くと、目黒と琥珀に制裁として殴られた後、喧嘩で琥珀に負けた。琥珀は隆火さんと戦った後に短時間で負けたという。


私は信じられない気持ちでいっぱいだった。


そして隆火さんは、もう一回目黒と琥珀に挑戦するか、それを諦めて三年生で番長を目指すかという二択を迫られた。


「来年入ってくる一年生で強いやつおる?」


「今中学三年生でヤンキー中の番長二人倒した子がいるよ。ここに入るって公言してるし、十年に一度の逸材なんて言われてるよ」


高木さんの素直な疑問に真木さんが答える。高木さんに顔を向けられていた茶橋さんは、「知ってる〜」と言った。


上にも強い人、下にも強い人。三年の卒業に間に合うように鍛えるか、未知のライバルを待つか。