日本一のヤンキーは、私のことを守ると誓う

赤組応援団は古風な応援団のパフォーマンスだ。全員が男子というのもあって、終始激しく、運動場を震わすほど力強い声だった。


声の風圧で、勝てないかもしれない、という予感がよぎった。


それは私だけじゃなかったみたいで、赤組すごかったよね、と評判になっていた。


午後からの種目は徒競走がメイン。
100m走や400m走などを足の速い人が競う。


高木さんも一年生の400m走に出ていて、真ん中からのスタートで5人中3着。


そして最後の学年混合400m走では、隆火さんと、目黒、琥珀が出ていた。


一番内側に隆火さんで、その横に琥珀。隆火さんが勢いよく前に飛び出し、琥珀がそれに続く。目黒が白い髪をなびかせてコーナー外側を走る。


ラストスパートで隆火さんの後ろから琥珀が迫る、しかし隆火さんは抜かさせない。


「琥珀、差せー!」「二年に目にものみせたれ〜!」と野太い応援が赤組テントから響く。


隆火さんはそのままゴールまで一番を維持し、三年生の琥珀を破って一着だった。


隆火さんがこの二人に勝った。
ゴール後、目黒は上の空で髪を触っていて、琥珀は隆火さんを睨みつけていた。