日本一のヤンキーは、私のことを守ると誓う

平和な昼休みを経て、午後一発目は応援合戦だ。


ダンスは練習したとはいえ一番下手だった。
もう練習することはできない。これで最後だ。


「練習頑張ってたもん、いけるよ!」


「応援合戦は唯一ハンデのいらない勝負、悪いようには考えられない!」


入場前、大平さんと早乙女さんが励ましてくれた。


整列して、人とテントに囲まれる。
みんなは勝つために、練習の成果を見せつけるために踊る。


私はそれだけでは足りなかった。


私に教えてくれた人たちの顔が次々思い浮かぶ。


ここまで根気強く教えてくれた人のためにも踊る。トロフィーじゃなくて、それが使命だ。


大音量の音楽が始まる。
練習で失敗した私が本番で失敗しないわけがなかった。わずかにズレ、つまずき、横の人と一致しない。でもそれを気にする余裕もない。