日本一のヤンキーは、私のことを守ると誓う

いつも赤組が攻めてくるパン食い競走区間も、わずかに差が縮みながらも白組が前にいる。


そして次の神経衰弱をクリアし、まだリードをキープして借り物競走にバトンが渡る。


お題は先生のボールペン。借り物競走の走者は先生がいるテントに飛び込み素早く回収、借り物競走の先生にOKをもらう。

そこからは速く、飛び込むようにバトンを渡すと、アンカーはものすごい速さで飛び出し、スパートをかけて赤組を引き離しにかかる。


ゴールを前にして埋めがたい差が開いていた。


「白組速い赤組頑張って!白組大きく抜け出した!」


白組がかなりの余裕を持って勝った。
疑うまでもない結果で、文句の声はなかった。


それからも一年の障害物リレーは白組が全勝。


ゴールを見守っていた障害物リレー組は飛び上がり、白組テントから大歓声が上がった。


まだ一年だけとはいえ赤組に全勝したのだ。


「一年強い!」


「赤組にこんな勝ったのは初めてだ!」


特に以前の体育祭を経験した上級生たちの声が大きかった。