もっと、キミと



あと、僕のことを「まだ会ったことないけど、早く会いたいな」って言ってくれたんだ。


その時、こんなに心が綺麗で優しい子がいるんだってときめいたよ。


それから、次第に美華ちゃんのことが気になって放課後に美華ちゃんの姿を見に行くようになった。


そしたら、いつも美華ちゃんは僕の席で何かをしてて、クラスから除名してもらったのを初めて後悔したんだ。


本当は、話しかけたかったけど、やっぱり迷惑かなと思って、初めて声をかけた日以来、何も言えなかった。


でも、天は僕を見放してないと思ったよ。


二年生になって、僕がよくサボる場所にしてた屋上に、美華ちゃんがやって来たから。


これは、きっと。


神様がくれた最後のチャンスだと思って、勇気を出して美華ちゃんに声をかけようとしたけど、美華ちゃんは僕のことに全然気付かないで屋上から飛び降りようとしてたね。


あの時は、超焦ったよ。


好きな子が、飛び降りようとしてるんだから。


その時は、何があったのか分かんなくてとりあえず止めるのに必死だった。


あの時のこと、僕は絶対に忘れないよ。


美華ちゃんと仲良くなれるきっかけになった運命の日だから。