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二週間後。
外では、セミが元気に鳴いており気温も日々上がっている。
雲一つない快晴だが、一学期最後の日も隣の席は空いたままなことが心残り。
終業式を迎えても樹くんが登校することはなかった。
すぐに帰ってくると信じて、あれから一度もお見舞いには行っていない。
日が経つにつれ、モヤモヤと不安な気持ちが入り混じった。
やはり、彼は退院できないほど病状が悪化しているのではないか。
今までお見舞いに行かなかったのに、今更お見舞いに行くのも変な気がする。
「ーーさん、……さん」
それに、そもそも私が行ってもいいのかな。
樹くんの親と会って、変な風に思われたりしないかな。
私、樹くんみたいに誰とでも仲良くなれるコミュニケーション力なんてないし。
頭の中で色んなことが飛び交っていたが、パフっと頭に何かが軽く当たって跳ねた。
「白鳥さん? さっきから何回も呼んでるわよ? 夏休みで嬉しいのは分かるけど、安全に過ごすために必要なことだから、ちゃんと聞いて?」
間宮先生が【夏休みのしおり】と印刷されてるプリントをペラペラと揺らしながら言った。


