「白鳥さーん?」
心の中で葛藤していると、佐倉くんが顔を覗き込んできたから「わっ」と短く悲鳴に近い声が出た。
「すごい難しい顔してる」
彼が自分の眉間に指を当ててグッとシワを寄せて「こんな顔」とおちゃらけながら言った。
「じゃあ、帰りながら作戦会議でもしよ。白鳥さんとずっとクラスメイトであるために」
「う、うん……!」
本当に私がこの場所にいて良いと思ってくれてると再認識できる言葉に、心の底から嬉しく思った。
「それじゃあ、二人とも。気をつけて帰ってね?」
「また明日ね、先生!」
「さようなら」
先生に挨拶を告げ、私達は帰路についた。


