「楽しく……ないです。毎日、学校に来るのが怖くて、たまりませんっ……でも、そんなこと誰にも言えないし……学校でも、家でも私の居場所はなくて」
あまり暗くならないように笑顔を浮かべてみたが、言ってる途中でだんだん辛くなってきて顔が引き攣ってきた。
「……よく分かったわ。白鳥さん、保健室登校をしてみようとは思わない?」
「保健室登校?」
初めて聞く言葉に聞き返し首を傾げた。
「えぇ。学校へ着いたらまずは教室へ行くでしょ? それを、保健室に来るようにするの。そして、隣の空き教室で授業を受けてもらうようになるわ」
そんなことができるなんて、知らなかった。
「この学校で保健室登校してるのは、佐倉くんだけなんだけどね」
「えっ……そうなんですか?」
だから、空き教室に入ったのかと納得した。
しかし、彼が保健室登校をしているのは不思議だった。
勝手なイメージではあるが、彼は学校生活をものすごく楽しんでいそう。
明るくて、私みたいなのともたくさん話をしてくれるくらいだから、他のもっとコミュニケーション能力がある人とすぐ打ち解けられそう。
そんなことを考えていたら、見透かすように間宮先生が口を開いた。


