私が小学4年生のとき、好きな人がいた。

かっこよくて、サッカーができて、優しくて。

一途に想い続けていた。


ある日、女子だけで遊んでいた日、恋バナをしていた。

ブランコを漕ぎながら話すと、足に涼しい風が当たって冷たかった。


その時、友達は私が好きな子が好きだと言った。

私より可愛い子だった。

悲しい、というより応援したい、という感じだった。


公園から帰った後、私は自分の恋を諦めて、もっと可愛い子と付き合った方がいいと思った。

だから、これからの5週間、1文字ずつ気持ちを伝えて、諦めることにした。