First Last Love


テーブルの上にはコーヒーのみ。俺もドリンクバーでコーヒーを取ってテーブルに戻る。

「洋太さん、こんな時間に何をしてたんですか?」
「あなたと話がしたかったんです」

探偵か何かを雇って俺の住所を割り出したのか。

これなら引っ越した一颯の住所もすでに知れている可能性が高い。

予想はしていた。
だから夜遅い帰宅のビジネスマンが多く、人通りが遅くまで絶えない場所を選んだけれど心配だ。

「なんなんですか? いきなり」

「一颯ちゃんに対して、ずいぶん強引なことをするんですね。あの人が百パーセントの気持ちであなたに応えたとは考えにくい、と思ってます」

「……いつから俺らを見張ってたんですか?」

「ここについて、しばらくあなたの部屋あたりを見ていたら、一颯ちゃんと二人で出てきた。二人でスーパーに行って食材らしいものを買って部屋に戻りましたよね。一颯ちゃんは料理が上手いから」

「それってストーカー行為ですよ」