好きな奴の為に自分の気持ちを殺す事は誰にでもできる事じゃない。



だから俺は四季の気持ちを尊重しようと思った。



でもさ四季、一度好きになった相手を忘れる事はできないと思うぜ……



俺もそうだったから。



その事に四季は気づくかもしれないし、気づかないかもしれない。



なんとも言えないこの気持ちのやり場がわからずモヤモヤしながらも俺は足を動かした。