余命宣告を受けた地球の中で私達は恋をした。


「よ、余裕だったぜ……」



外に出ると息を切らしながら顔を真っ青にした奏太が目に入る。



あんだけ先陣切った割には一番怖がってたわね……



奏太ほどではないが四季さんも結構怖がっていたっけ?



そう思い四季さんの方を向くと奏太と同様に顔を青くしていた。



「大丈夫ですか?」



「うん、ちょっとびっくりしただけだから……」



それにしてはすごく驚いていたけど?



でもこれを言うと流石に怒られると思い飲み込んだ。