余命宣告を受けた地球の中で私達は恋をした。


お化け屋敷といってもせいぜい子供が怖がるくらいのもの。なんてったって小さいお祭りだから。



「じゃあ行くか!」



先ほど同様に私達の前に立ち胸を張りながら中に入っていく奏太に私達も続く。



中は人形のゾンビなどが置いてあったり時折こんにゃくが飛び出してくるくらい。



「うわぁーっ」



「きもっ」



意外にも、私と凛音ちゃんではなく怖がっていたのは奏太と四季さんだったのは正直驚いた。



こういうのは女子が怖がるものなのでは?という固定概念が私の頭にこびりついているからなのだろう。