「はぁー疲れた……」
強面の人が来ていたからか窮屈だった空気が吸いやすくやった気がする。
「ごめんね……」
四季さんはあの人がいなくなるといつもの優しい四季さんに戻っていた。
「いえっ私の方こそすみません、勝手に出てきてしまって……あの、さっきの人は誰なんですか?」
デリカシーのない質問だったかもしれないなと言った後に思ったがもういっかと思う事に。
「あいつは、僕の父親……」
「お父さん!?」
あの強面の人が四季さんのお父さんなの!?確かに顔は似てるなとは思ったけど、まさか本当に血縁関係があったなんて……
家族って事だよね?じゃあどうしてあんなに険悪なムードが?
それも聞きたかったが、さすがにこれはだめだな思ったのでぐっと言葉を飲み込む。



