「明日から夏休みだが、あまり羽目を外しすぎるなよー」



奏太が四季さんの家に行ってから少し経ち、ついに明日から夏休みになるところまできていた。



最近は蒸し暑くザ、夏という感じだ。



「やっと夏休みだぁ〜」




「私旅行行くんだっ」




「待ちに待ったこの日っ」



クラスのみんなは明日から夏休みということを改めて実感したのか嬉しそうに笑っている。



でも私は夏休みが来る事を素直に喜べなかった。



夏休みが来るという事はまた"死"に近づくという事でもある。



……あれ、私前まで死にたかったのに今ではこんなにもモヤモヤする……




これも全部四季さんのおかげなんだろうな。と思う反面、やっぱり心に何かが詰まったようで気が晴れない。




息苦しい感じがする……




後、半年……