「あの子も好きなんだ……美央の事……」
「何か言いました?」
ボソリッと呟やいた四季さんの言葉を私は聞き取ることができなかった。
「いやっなんでも……」
聞かれなくて良かったとでも言いたそうにホッとした様子を見せた後、すぐにリビングに戻ってしまった。
なんだったんだろう……?
「まぁいっか」
四季さんの言った言葉も確認したかったが、それよりも今は奏太と四季さんの対決に気がとられすぐに頭から消えていった。
どうなるんだろう、夏休み–––
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