余命宣告を受けた地球の中で私達は恋をした。

「そういえば言ってなかったね、私今四季さんっていう人の家に住まわせてもらってるの」



「なんで?」



なんでと言われましても……



自殺しようとしてなんて言いにくいしなぁ……




「偶然……?」



なんて言ったらいいのかわからず、あやふやな事を言ってしまう。



「あっそ、まぁいいけどさ、それよりそいつは男なわけ?」



なんとか誤魔化せたと胸を撫で下ろしていると今度は四季さんの事に話が移ってしまった。



「男の人だけど……?」



何か問題とかあったっけ?



私の答えを聞くとなぜか数秒間置き物か?というくらい動かなくなったがすぐにハッとしたようにいつもの奏太に戻った。



「それじゃ今から俺も行く」



「えっなんで!?」



急に歩くスピードを上げどんどん歩いて行く奏太。



急にどうしたのよ……?



なぜ歩くスピードを上げたのかはわからなかったが奏太は家までの行き方がわからないだろうからとりあえずついていく事に。