余命宣告を受けた地球の中で私達は恋をした。


それから三人で話しているとあっという間にいつもの公園に着いた。



「それじゃあ私はこれで」



「うんっまたね」



「また明日な」



凛音ちゃんが歩いて行くのを見て私達も歩き出す。



「奏太はこっち方面なの?」



前の家の場所なら知っているけど今はどこに住んでいるのかわからない。



多分前と同じだと思うけど。



でもそれだと方面が真逆といっていいほど違う。



「いや、違うけど美央も家こっちじゃないだろ?」



さっきからなんだか変な顔してるなと思ったらそれだったのか!



今気づいたけど私はまだ奏太に四季さん家に住まわせてもらっている事を伝えていない。




だから変だなぁと思ってたんだと思う。