一つ屋根の下で一緒に暮らしていくうちに唐突に思った。



あ、僕美央の方が好きだなぁと。




美央の笑顔が見れるだけで嬉しくなるし、一緒にいる時間がずっと続けばいいなとも思った。



美央が学校に行くとなってから僕一人が家にいる時はこんなにもつまらなかったんだと急に現実を見た気がする。



一秒でも長く一緒にいたい。



いつしかそう思うようになっていた。



美央が僕の歯車をジリジリと狂わしていっているのが肌で感じられる。



ふふふっ僕の歯車を壊したんだから責任は取ってもらうよっ美央–––