余命宣告を受けた地球の中で私達は恋をした。

「ねぇーどっちがいいかな?」



「私はこっちかな?」



「りょーかい」



何個か目星を付けていたのか案外すぐに時計を見つけることが出来た。



「……なんか量多くない?」



満足する買い物ができ、ショッピングモールを出た時ふと思った。



これは買いすぎなのでは?と



私と四季さんの両手を占領するくらいの荷物。



本当は時計を買いに来ていたはずだけど、今見ると時計以外の物の方が断然多くなっている。



「確かに、これは買い過ぎたかも……」



困ったように眉を下げる四季さんだが、なんだか楽しそうだった。



私も楽しかった……



時計だけのつもりが私も何品か買ってもらってしまった。



罪悪感も浮かんだが四季さんの笑顔を見ているとどこかに飛んでいってしまった。



「よし、この荷物持ちながら帰るの大変だけど頑張ろっか〜」



私よりも重い紙袋を持ちながら歩き出す四季さんの隣を私も歩く。



こんな日が毎日続いてほしいなぁ



そう思いながら来た道を四季さんと喋りながらのんびりと歩いた。



その日の夜、私の使わして貰っているベッドの部屋は今日買ってもらったもので埋まったのだった。