「よしっ着いた」



「ここって……」 



されるがまま連れてこられたのはショッピングモール。



「ここで時計見たいなと思って」



「時計?」



「うんっあの家には時計がないでしょ?最近美央学校に行ってるから時間わからないとあれでしょ。だから見に行こっ」



確かにいつも時計がなくて困っていた。



「はいっ」



四季さんとのお出かけは初めてだっ



なぜか高ぶる気持ち。



ここのショッピングモールは結構広く一人で来ると迷子になってしまいそうなほど。



四季さんは迷う事なく進むから多分何回も来ているんだろう。