「四季さん……!?」



みんなが騒いでいたのは四季さんがいたからだったみたい。



確かにイケメンだけど、あそこまで騒ぐのはもはやアイドルレベル。



「あの、四季さん……?」



校門の横で壁にもたれながら立っている四季さんに少しづつ近づき話しかける。



「あっやっと来た、ちょっと買い物に付き合ってくれる?」



えっ?



四季さんは要件だけ言うと私の腕を引きながらスタスタと歩いていってしまった。



「ち、ちょっとっ」



腕を引かれているから止まる事もできないっ