片付けを終え、お風呂に入るともうすぐに就寝しようという事になった。



私が寝る時に使わしてもらうベッドは一番初め私の意識が戻った時にいた部屋のベッド。



「じゃあおやすみなさい」



「うんっまた明日ね」



四季さんに軽く会釈をし部屋に入る。



なんだか四季さんはお兄ちゃんみたいだなぁ。



ベッドに入り布団を被りながらそんな事を思った。



優しくされると未練が残ってしまうのに。



本当はダメだと思っているのにここを離れたくないと思っている自分がいる。



ほんの少し一緒にいただけなのに四季さんがどれほどいい人なのかわかった。



だからこそ、早く離れないととも思う。



早く終わってしまえこんな苦しい一週間–––。