そう言って今度は私から四季さんを抱きしめる。



大きくてちょっと骨ばっている身体はやっぱり男の人。



私はこの人の事を愛していたんだ。



「じゃあまたねっ美央っ」



「うんっ来世で待ってるから……っ」



私達は今まで離れていた分を取り戻すかのように強く離れないように抱き合った。



そこで、私の意識は途絶えた–––。