学校も終わり四季さんもいない。私はやる事がなくただ何かを食べて寝るだけの生活が続いた。



「とうとう今日は私達の人生を終わらせる日です。みなさん悔いのないように過ごしてください」



適当につけたテレビのニュースキャスターがそんな事を言っているのが耳に入る。



あれ、もう今日なの?月が落ちてくるのって……



前までは嫌で嫌で仕方がなかったけど、今はもうどうでもいい。



「あっ今日は満月か……」



この景色も四季さんと見たかったし、最後の日くらい四季さんと過ごしたかったっ



四季さんがいたから私があるのにっ



あっそうだ、死ぬならあそこだよね……



これは私が前々から決めていた事。



死ぬ時はあの場所だと