私たちの恋風は、春を告げる



そういえば、昔からバスケに関してはすごい熱中具合だったもんね…

と、汗を拭っていた冬紀と、不意に目が合った。

私はさっきの見事なシュートに対して、小さく拍手をする。

冬紀はどこか恥ずかしそうに視線を外して、すぐに試合に戻っていく。

フル無視かい………ま、いーけど。

でも、さっきの冬紀を見た時、少しだけ心臓がドキッてして……かっこいいじゃん、って思った自分がいた。

「咲茉、次うちらのダブルスだよ」

「あっ、うん、わかった!」