その言葉を、耳元で囁かれた時、
"プチン"と何かが切れた。
「…はあ、まじ勘弁してよ」
俺の彼女はいつからこんなえろくなったんだろう。
顔を真っ赤にして俺を煽って、さっきのキスで限界に近い理性を
簡単にぶっこわす。
「悪いね、みゆは」
早足で駆け込んだホテルのエレベーターの壁にみゆを押し付ける。
「……ゃ、…れ、ん…っ」
あ、やべ、止まんない。
キスの間にもれるみゆの吐息も
涙目もえろい顔も、全てに興奮する。
ああ、壊れるまで抱き潰したい。
「ねえみゆ」
「……んぁ?」
さらっとみゆの耳に触れると、ビクン、と体を震わす。
ちょっと触るだけで感じてるような反応をするみゆ。
こんなえろいんだもんなあ。
「…もーとっくにみゆしか抱けねえっつーの…」
「……え?…なに?」
「んーん、何でもない」
毎日毎日、みゆが欲しくてたまらない。
病気みたいだ。
「俺今日みゆちゃんに煽られてすげー気分いいからさ、」
「……ッ、」
「壊れるまで教えてあげる」

