あ、朝から何してるの蕗泉くん・・・っ!?
私は、さすがに息が苦しくなってきて、蕗泉くんの胸板を叩く。
「もっと楽しみたかったけど、仕方ない、か」
蕗泉くんはやっと、キスから解放してくれた。
うぅ・・・、朝から刺激が強すぎてクラクラだよっ・・・。
私はそう思いながら、蕗泉くんの隣を歩いて学校に向かう。
私は、蕗泉くんの顔をちょっと盗み見た。
男の子なのに、透き通った白い肌に、サラサラの金髪。
そして、整った顔だちに、長いまつ毛。
時々、意地悪で強引だけど__、クラスの女の子たちが、騒ぐのも無理ないなぁ・・・。
___と、思っていると。

