登校初日から1週間が経った。
 今日は休み明けの月曜日の朝。




「おはよう、結蘭」
「おっ、おはよう。いつも早いね蕗泉くん」




 ボロアパートの外で、蕗泉くんは私を3日前から、迎えに来てくれるようになった。
「は? 当たり前だろ。未来の嫁さんと関係を築く為にもな」




 蕗泉くんはそう言うと、ちゅっと私の頭にキスを落とす。
「ひゃっ・・・!? こ、こういうことは、控えてくださいっ・・・!!」




 私は顔に熱が集まるのを感じながら、反論する___、と。
 蕗泉くんが、私の顔を両手で挟むように掴み、深い口づけをしてきた。




「結蘭、もっと口開けて」
「あっ・・・、ふぁ・・・、」




「上手にキス出来るまで、学校に行かせないから……な?」