「・・・、あ、あのぉ~、どうして私とお昼ご飯なんでしょうか?」
「は? 結蘭は俺と結婚するからに決まっているからだろ?」
登校初日のお昼休み。
私は、イケメン不良さんの、乱獅子 蕗泉《らんじし ろいず》くんに誘われて__、
学生食堂に向かって廊下を歩いていた。
「え、えっと・・・、け、結婚ってどうして私なんかと」
「・・・、初めてだったんだ。俺より強い女がこの世に存在するなんて」
「へ?」
「結蘭は、覚えてないだろうが、俺は結蘭に助けられたんだよ。中学の時」
え・・・?
「まだ、喧嘩が未熟だった俺は、ある不良グループに負けそうになった。けど、あっさり
そいつらを倒したのが、結蘭、お前だったんだよ」

