私は、踵を返して__、自分の教室、蕗泉くんの元に向かっていた。
どうしようっ・・・!?
私のせいで蕗泉くんに危険が迫っているなんてっ・・・!!?
早く伝えないとっ・・・!!
「___、結蘭、どうした!?」
「___、蕗泉くんっ___・・・!!」
わざわざ、私のことが心配で来てくれた蕗泉くんの胸に、私は飛び込んだ。
そして、泣きながら紅子ちゃんたちが会話していたことを、話した。
「結蘭。俺はどんなに人数が多くても、どんなに殺気を持たれても喧嘩で負けたことは一度もない」
「ふぇ・・・、そ、そうなの・・・っ??」
「俺なら大丈夫だ。だからそれよりも__。早く、返事、聞かせてよ___」
「わ、私も蕗泉くんが好きですっ・・・、結婚したいですっ・・・」
そして私と蕗泉くんはほぼ同時に、唇を重ね合わせた。
2回目のキスは、角砂糖より糖度高めで、ちょっぴり痺れるような危険な味がした___。
END

