拳から恋




初めて見た──ボロボロになって、傷だらけで、

もう動けねぇ、と地面に倒れ込む姿を。


普段の様子からは全く想像できない。



消耗しきっている中で、なんとか立っている状態の一人に、

ずっと見守っていた校舎内のヤンキー達は自然と拍手を送りだす。



わたしも小さく手を叩きながら、グラウンドの真ん中へ。



「お疲れ様、三人とも」