拳から恋



激しく動いたせいでゆるんだのか……こんな時にっ──


「……っ」



「は?なんだ?何で体隠すんだよ」

「ねぇこの白い布って……さらし?」



大月くんの言葉にわたしの肩がピクリと跳ねる。


「さらし?って……は?じゃあ何か、花蔭が女だとでも言うのかよ。なわけねぇよな?」


否定したいけど、否定できない。
黙りこむわたしの前に風間くんが詰め寄ると、わたしの腕を掴み勢いよく、左右に開いた。


「あれま……」

「お、おまっお前……」


シャツ越しのさらしのない胸に、風間くんと大月くんの目がこれでもかと見開かれた。