拳から恋



風間くんがわたしの腰の方を見て、首をかしげた。



「何、もういっちょやる気?」


「いや、一時休戦だ」



はい?急に何で──



「このピラピラなんだよ」


風間くんはしゃがむと、わたしの腰からその"ピラピラ"を手にした。



──!?


勿論、休戦と言われた二人も見に来るわけで。
大月くんは風間くんと同じように首をかしげる。


「何かな?シャツ……ではなさそうだし」


「ハンカチでもねぇぞ?これっ」


「ちょっ──!?」


力加減なしにぐいっと引っ張られたのが最後。
胸元のさらしは機能しなくなり、わたしは慌てて学ランで体を隠した。