「聖に二人がかりはよせよ。おれも居るんだから。さびしーじゃんっ」
ゆっくりと歩いて来て、風間くん目掛け回し蹴りをかました白鳥くん。
その蹴りを受け止める風間くんは、口角を上げた。
「っおいおい、いつもよりやべぇ蹴りしてくんじゃんか、雅。花蔭効果か?」
「まぁそんなとこかな」
不意の一発に、風間くんの目はわたしから白鳥くんへ向く。と言うことは──
「今度は僕とやろうか、花蔭さん」
余裕綽々の笑みを浮かべる大月くんと拳をまじえる。
三人の中で一番細身な感じがするけど、見た目で判断したらこっちが痛い目みるだろうな。



