拳から恋



まっすぐ、わたしの目を見て今も好きだと言う白鳥くん。



──あ……


なんとなく、ほんとうっすらだけど、


子供のころ遊んだ雅ちゃんの面影が、わたしの頭を過った。
出会いとか、何して遊んだとか、地雷踏んでいたことは、思い出せないけど。


「成長するにつれ、会わなくなったけどさ……昨日の構えとか戦い方とか見てたら、まんまと当時の気持ち引きずりだされたってわけ」


「……そ、そっか。そいつはあり、ありがたい?ありがたいわ。アリガト」



何ガチガチになってんの、わたし!

しかも何か熱い……


「なに、聖照れてんの?」

「べつに!?問題ないが!?」



あかんぞ。声が裏返ってる……

笑われてるし。


だめだ。こういう色恋とは無縁だったから、どう対処したらいいのかサッパリだ。