拳から恋



「そう……後、地雷を踏みまくったとは?」



お……聞いた途端に、凄い嫌な顔された。


「多分、おれのこと女と勘違いしてたんだろうな。可愛い、綺麗、美人ちゃん……って死ぬほど言われてたからな。何度もやめろって言ったのにお前は……」

「わたしは?」

「そんな言葉遣いだめだ、可愛いんだからって。そういや雅ちゃん呼びもしてたな」


地雷中の地雷を踏みまくった子供の頃のわたし。


「おれがキレても、手が出ても、お前は泣いたりしないで逆ギレしたり、やり返してきたり……おれが知ってる女とは違った」


白鳥くんは、少し柔和な瞳で遠くを見つめた。


「……だからか、おれが聖に会いに行ってるうちに、お前の父さんが"その歳でこんな所に通うなんぞ、肝っ玉据わってる"っておれのこと気に入ったらしく、あの写真を撮ったんだ」